講演者:林将央 (国立天文台)
タイトル:狭帯域フィルター撮像で描く銀河の3次元大規模構造
アブストラクト:銀河の大規模構造を3次元的に描き出すことは、銀河の性質の環境依存性を生じさせる要素を明らかにする上で不可欠である。本講演では、隣接した二つの狭帯域フィルターを使用して輝線銀河の正確な赤方偏移を推定し、銀河の3次元分布を描く方法を紹介する。そして、銀河の3次元大規模構造から、環境が銀河の性質に及ぼす影響を理解するためには、どのような研究が必要かを議論したい。また、同様の手法を用いたHSCによる探査の計画も紹介する予定である。本講演は、Hayashi et al., 2014, MNRAS, 439, 2571 の結果に基づくものである。
発表スライド:(PDF)