アブストラクト:
我々はGOODS-S/N, COSMOS, UDS, AEGIS, HUDF09+12, HFF領域から成る ハッブル宇宙望遠鏡(HST) legacy dataを用いて、赤方偏移z=0-10の銀河形態の進化を調べている。取り扱う銀河サンプルは 合計~19万個のphoto-z galaxies+LBGsで構成されており、これまでのHSTによる銀河形態研究の中で最大である。この大サンプルにより、様々な系統誤差を詳細に評価することができ、また、high-zにおける銀河形態(e.g., galaxy size, clumpy structures)を高い統計精度で決定することができる。HST深領域データを結集させた本研究は、角度分解能<~0."1 FWHMのIR深撮像観測が可能となる30m telescopes+JWST/WFIRST/WISH時代を前にした銀河形態研究の決定版となることが期待される。本ポスターでは、主にShibuya et al. 2015の銀河サイズ進化について発表する。