アブストラクト:
"活動銀河核からのガス噴出が母銀河の進化をコントロール
している可能性(Quasar-mode Feedback)が、これまで観測的・
理論的に議論されてきました。我々は、銀河中心核からの
高速(~1000km/s)ガス噴出は、ガス降着率が極めて大きい時に
発生することを明らかにしてきました。急速な巨大ブラック
ホールの成長に伴って、母銀河へどのように、どれぐらい影響
を与えるのかを明らかにする目的で、これらガス降着率の
大きい銀河核について観測を行いました。データは、すばる
望遠鏡を用いて、補償光学の補助(AO188)の元、可視光
面分光観測(Kyoto 3D II)により得ました。講演では、
観測目的の紹介やデータ解析の結果を報告します。"