アブストラクト:
Paα輝線(静止波長1.875 um) は可視・紫外領域の星形成指標に比べて減光に強く,ダストに埋もれた星形成活動を見出すのに適した指標のひとつである.本研究ではすばる望遠鏡の近赤外分光カメラIRCSをもちいて狭帯域撮像をおこない,およそ20天体の近傍LIRG (赤方偏移~0.1)に対して Paα輝線画像を取得した.講演ではこのPaα輝線マップにもとづき,星形成活動の空間構造について議論する.