アブストラクト:
我々は、すばるHSCの戦略枠プログラム(SSP)のナローバンドデータで選出されたHα輝線銀河サンプル(z=0.4)を用いて、その諸性質と銀河環境の関係を調査した。その結果、高密度環境の星形成銀河ほど、(1)星質量が大きく、(2)色が赤く、(3)星形成率が高いという傾向が示された(Koyama+2017)。講演ではHSCの環境効果研究への有用性を紹介するとともに、同分野の今後の展望を議論したい。