アブストラクト:
現在100個を超えるz>6クェーサーが可視・近赤外の大型サーベイによって発見されている。一方で大半が非常に明るい種族の為、この時代のクェーサー数密度や超巨大ブラックホール成長の一般的な描像についてはあまりわかっていない。我々は超広視野で深撮像を実現するHSC-SSPサーベイにおいて、これまで30個を超えるz>6低光度クェーサーを発見してきた。講演では探査の現状と近赤外追観測の初期成果、並びにJWSTを用いた今後の戦略を紹介する。