アブストラクト:
ガスと星形成率(SFR) の平均面密度の間に成り立つべき乗則, Kennicutt-Schmidt 則(K-S 則, e.g., Kennicutt and Evans 2012)は銀河の星形成活動を知るために重要だ. この目的でK-S則は長年研究されてきた. 近年では空間分解されたK-S 則の研究も行われている. 本研究ではCOMING (CO Multi-line Imaging of Nearby Galaxies)プロジェクトで観測されたデータ, 及びHerschelとGALEXのアーカイブを用いてガス密度と星形成率を推定した. ここではkpcスケールに空間分解した分子ガスのK-S則について詳細な結果を報告する.