アブストラクト:
本研究では、化学進化モデルと観測データとの比較により、宇宙の異なる時代における星形成銀河のガスの流出入の、星質量への依存性を調査した。ガスと重元素が銀河から流出するモデルについて、観測データを説明するようなパラメータを調べた。その結果、星質量が大きいほど(i)星形成率が低い、または(ii)ガスの流出率が高いことが示唆された。これは一般に示唆される結果と異なる。研究会ではこの解釈について議論する。