アブストラクト:
重力レンズ効果は実効的な解像度を向上させるため、遠方銀河の観測に非常に有用である。その像復元アルゴリズムの多くは多重像の同定を一部に限っていたため、対応する像の異なるPSFがソース平面上で重なり解像度が落ちていた。そこで本研究では、高解像像復元を実現する新しいアルゴリズムを開発し、z~3のサブミリ波銀河に適用した。その結果、各分子雲が理論的限界に近いペースで星形成を行なっていることを明らかにした。