アブストラクト:
MgII金属雲などの銀河周辺ガス雲(CGM)の物理的起源は分かっていない。その金属雲はクェーサーの吸収線系から同定することができるが、その金属雲まわりの銀河の分布を統計的に調べる(相互相関関数)ことで、金属雲の起源に迫れる可能性がある。本研究では、SDSSクェーサーの金属雲サンプルと現在進行中のすばるHyper Suprime-Camの銀河サンプルを用いて、この相相関関数を調べた。その途中結果について報告する。