アブストラクト:
巨大ブラックホールとその母銀河は共進化していると考えられており、この共進化についての理解を深めるためには、母銀河の形態や色を調べることで、母銀河の星形成活動が進んでいるのか、あるいは AGN フィードバックに よって抑制されているのかを明らかにすることが重要である。本研究ではHSC カタログと SDSS クエーサーカタログより選出した z > 1 クエーサー 3527 天体のHSCの撮像データを5バンド(g, r, i, z, y) で取得し、PSFプロファイルを基にして AGN 成分を引いた。残った母銀河の成分を赤方偏移に分けてスタッキング処理をした後、開口測光を行い絶対等級を求め比較し、母銀河の色について調査 を行なった。本講演ではその結果について報告する。