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% 大学院新入生のための数学学習の手引
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% 著者: 宇澤 達
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% 協力: 黒木 玄
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\def\VERSION{1996年9月11日}
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\documentstyle[amstex,amssymb,amscd,12pt,minimum]{jarticle}

\def\Aut{\operatorname{Aut}}
\def\R{{\Bbb R}}
\def\Z{{\Bbb Z}}
\def\C{{\Bbb C}}
\def\Q{{\Bbb Q}}

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\begin{document}
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\title{\bf 大学院新入生のための数学学習の手引}

\author{著者: 宇澤 達 \qquad 協力: 黒木 玄}

\date{\VERSION}

\maketitle

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\setcounter{page}{1}       % この数から始まる
\setcounter{section}{0}   % この数の次から始まる
\setcounter{Theorem}{0}    % この数の次から始まる
\setcounter{question}{0}   % この数の次から始まる
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合格おめでとうございます. この文章は合格が決定してから実際に東北大学に
入学されるまでの6ヶ月間, そして入ってからの指針に役立つことを願って書
かれています.

\section*{講義を聞き, そして本を読むことについて.}

数学においては, ごく小数の中心的なアイデアを把握し, それをさまざまな例
についてその意味をよく考えることが大事です. 従って, 講義を聞くときも, 
本を読むときも, そのアイデアが何であるかを理解しようとすることが重要に
なってきます. 問題演習をするのは, ひとつには新しい概念を正確に理解する
助けとし, そして多少non-trivialな状況で応用してみることによってアイデ
アを理解する助けとするためです. また, 本を読むときにノートを取りながら, 
論理的な穴を埋めながら読み進めるのは良い練習になります.

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\section*{と言われてもどうしたらいいのか?}

という人には, 既に知っていることでそれを試してみることを勧めます. 
微分積分であれば, 

高木 貞治 「解析概論」 (岩波)

堀川頴二  「新しい解析入門コース」(日本評論社)

\noindent
線形代数であれば, 

佐武 一郎 「線形代数学」(裳華房)

堀田良之  「加群十話」(朝倉書店)

\noindent
代数では, 

佐武 一郎 「代数学への誘い」(遊星社)

\noindent また, 幾何では, 

小林昭七 「曲線と曲面の微分幾何」 (裳華房)

小林昭七 「ユークリッド幾何から現代幾何へ」(日本評論社)

シンガーとソープ  「トポロジーと幾何学入門」

\noindent
がいろいろある本の中で特に目につきました. 
また, もう少し研究の雰囲気を知りたい人には, 

久賀 道郎 「ガロアの夢」 (日本評論社)

久賀 道郎 「ドクトル クーガーのジェイ トーク I,II」 (日本評論社)

長野 正 「曲面の数学」 (培風館)

\noindent
が参考になると思います. 

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\section*{数学の知識はどのくらい必要か? }

というので不安になっている人もいると思います. まず最小限(これをクリアー
していないひとも多いのですが)として, 微分積分(ストークスの定理, フーリェ
解析初歩, 常微分方程式初歩), そして線形代数(実対称行列の標準形, Jordan
標準形)があります. あとは, 学部での数学の講義の内容を, 聞いた時は消化
不良をおこしたにせよ後から復習しておくことが必要です. 終りに, 理解をた
めす参考として問題をあげておきます. 必要な知識は分野によっても違うので, 
いきたい分野, 先生がはっきりしていたら, 恥ずかしがらずに早めにコンタク
トをとる事が大事です. この文章の終りに, どの分野に進むにしても知ってい
て損しない, 現代の数学にとってはかなりスタンダードな範囲をリストアップ
しておきました.

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\section*{研究者になりたいのですがどうしたらいいでしょうか? }

%と聞く人は実は研究者には向いていません. 
研究者は, 新しい結果を出さなければなりません. そして, ここが難しいとこ
ろですが, その結果がある程度意味を持っていなければなりません.  従って, 
考えたことの内で正しいのが10に１つであり, 正しかった事柄の10に１つが意
味のあることであるとすれば, 100考えたことの内99は失敗なわけです. 従っ
て, 研究していく上では正しいか正しくないかはっきりしない仮説を根気よく
考えていく能力が必要です. 「タナボタ」に見えることも不断の報われない努
力が背後にあることを忘れてはいけません.

%従って, 研究者になるには, 幅広い知識と根気, そして運が必要なわけです.  

ですから, まず自分が研究者に向いているかどうか考えてみて下さい. 
%例えば, 解けるか解けないかわからない一つの問題を一週間ずっと考えて解
%けたのがうれしかったとか, 考
%えることが好きな人は見込みがあります. 
そして, 新しい問題を作ることを試みてください. 

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\section*{リスト}
  
このリストには現代数学でかなりスタンダードな考え方になっているものを挙
げました. 自分で勉強するのも, 良い本が多いので楽な範囲です. 各分野で大
事な概念で, スタンダードといいがたいものは, 最後に, 知っておいた方がよ
い分野としてリストしてあります. 微分幾何の接続の概念, また層の理論が
「セミスタンダード」な分野になります.

%がはずれていることもあります.  かなり独断が入っています. 例え
%ば, 幾何学では接続の概念は不可欠ですが, 必ずしも他の分野にとってスタン
%ダードな考えとは言えないのではずれています. 

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\section*{代数}

線型代数（部分空間, 商空間, Jordan標準形, 対称行列の標準形）環上の加群, 
関手 Hom, $\otimes$，単項イデアル整域上の加群の構造, 外積代数, 可換論
初歩（局所化, 一意分解環, ネター環, ネーターの正規化定理, ヒルベルトの
零点定理）, 群論初歩(準同形定理, 直積, 組成列, シローの定理), ガロア理
論, 数論初歩(ディリクレの算術級数定理まで)

\subsubsection*{参考書}\indent

佐武一郎,　「線型代数学」(裳華房)

Atiyah and MacDonald,  ``Introduction to Commutative Algebra",  Addison-Wesley
 
アルティン, 「ガロア理論入門」 (東京図書)

ファン デル ヴェルデン, 「現代代数学」 (東京図書)

セール, 「数論講義」 (岩波書店)

セール, 「有限群の線型表現」 (岩波書店)

S.Lang, ``Algebra'' Addison-Wesley

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\section*{幾何}

位相空間（分離公理,  コンパクト性, 商位相, proper map）, ２次元閉曲面
の分類, 基本群と被覆空間, ホモロジー群, コホモロジー群（キャップ積を含む）, 
多様体の概念(接バンドル, 余接バンドル, 写像の微分), レフシェッツの不動点定理, ポアンカレ双対性, ベクトル場(フロベニウスの
定理),  ド ラム の定理

\subsubsection*{参考書}\indent

Adams, ``Lectures on Lie Groups''

Bott-Tu, ``Differential forms in algebraic topology", Springer

W. Massey, ``A Beginning Course in Algebraic Topology'', Springer

Hicks, ``Notes on Differential Geometry'', Van Nostrand-Reinhold

スピヴァック 「多変数解析学入門」 (東京図書)

Seifert, Threlfall, ``Topology", Academic Press

Frank Warner, Foundations of Differentiable   Manifolds and Lie
groups, Springer

Manfredo do Carmo, Riemannian Geometry, Birkh\"auser

松島　与三　「多様体論」 (裳華房)

河田敬義編　「位相幾何学」(岩波)

ミルナー 「モース理論」(吉岡書店)

Wolf, ``Spaces of Constant Curvature''

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\section*{解析}

一変数, 多変数の微分積分, 関数論（リーマンの写像定理まで）, ルベーグ積
分, 確率論初歩(中心極限定理まで)
フーリェ解析, distributionの理論の初歩, ソボレフ空間（埋蔵定理まで）, 関数解析(閉グラフ定理, ハー
ン バナッハの定理, スペクトル理論), リーマン面初歩, 
常微分方程式論(解の存在と一意性, 安定性, フックス型の方程式の理論), 偏
微分方程式初歩(表象, コーシー コワレフスカヤの定理まで)

\subsubsection*{\bf 参考書}\indent

アーノルド 「常微分方程式」 (現代数学社)

アーノルド 「古典力学の数学的方法」 (岩波)
 
Rudin, Real and Complex Analysis, MacGraw-Hills 

Liusternik-Sobolev, ``Elements of Functional Analysis''

H.Dym,H.P. McKean, ``Fourier Series and Integrals'' Academic Press

ゲルファント フォーミン 「変分法」

ゲルファント 他 「超関数入門I」(共立)

Ahlfors, ``Complex Analysis''

シナイ 「確率入門コース」(シュプリンガー東京)

Kirillov, Gvichiani, "Theories and problems of functional analysis",Springer

Polya-Szeg\"o, "Problems and Theorems in Analysis, I \& II", Springer
           
猪狩 惺 「実解析入門」(岩波)

増田 久弥 「非線型解析入門」 (朝倉)

小平 邦彦「複素多様体入門」(岩波)

吉田 耕作「積分方程式論」(岩波)

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\section*{参考問題}

\def\labelitemi{{\bf 問}}

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\subsection*{A.\enspace  定義をたしかめる程度の易しい問題. }

\begin{itemize}

\item 函數$f(x,y) = x - y$は全微分可能であるか?  また, 全微分可能では
  ない函數をつくれ.

\item 次の函數はどの指数のソボレフ空間にはいっているか? 
$$
  |x|,\quad
  x,\quad
  \delta(x).
$$

\item $\Z/4\Z$は位数$4$の体か? 

\item $\alpha$を無理数とし, $\Q$上の函數$f$を
$$
 f(x) = \left\{ \begin{array}{ll}
                   1 & \mbox{if $x>\alpha$}\\
                   0 & \mbox{if $x < \alpha$}
                  \end{array}
\right.
$$
として定める.  このとき$f$は$\Q$上の函數として連続か? 

\end{itemize}

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\subsection*{B.\enspace 多少考えないといけない問題}

\begin{itemize}

\item 単位円周上に座標が共に有理数であり, 互いの間の距離が有理数であるよ
うな稠密な部分集合があることを示せ. 


\item 写像 $f: \R \to \R$ のグラフは閉かつ連結とする. この時$f$が連続である
ことを示せ.   $f: \R^m \to \R^n$についてはどうか? 

\item 写像 $f: \R^m \to \R^n$は連続, 全単射であれば, $m = n$であり, $f$
は同相写像になることを示せ. 

\item  $I = [0, 1]$とし, $\lambda$を$I$の上のルベーグ測度, $\mu$を$I$の上
のボレル測度とする. 自然数$m > 1$を固定する. 任意のボレル集合$A$に対し
て, $\lambda(A) = {1/m}$ ならば$\mu(A) = 1/m$であれば, 任意のボレル集
合$B$に対して$\mu(B) = \lambda(B)$となるとを示せ. 

%\item  $X = (x_{ij})$を$n \times n$行列とする. このとき $\det (X {}^tX)$
%は複素数体の上で既約多項式であることを示せ. 

\item  ベクトル値の函數$U(x,t) : \R^2  \to \R^n$について次の方程式を考える. 

$$
u(x) = U(x,0)  
$$
$$
{{\partial}\over {\partial x}} U + {{\partial} \over {\partial x}}F(U)
  = 0  (t \geq 0, -\infty < x < \infty)
$$

この方程式の解が次の方程式を満すことを示せ. 

$$
- \int(U \cdot {{\partial \varphi} \over {\partial t}} + F(U) \cdot
{{\partial \varphi} \over {\partial x}}) dx dt + \int u \cdot \varphi
dx|_{t=0}=0
$$

ここで$\varphi$は無限回微分可能な函數で$|x|, t>0$が十分大なときに$0$に
なるような函數である. 

また, $F(U) = U^2$とした時,  $U=\pm k$が解となることをしめせ. $U$が交
互に$+k$,  $-k$の値をとることは可能か?  また, 衝
撃波$U=G(s t - x)$解で, $st-x <0$の時$U=10$, そして$st-x > 0$の時
 $U=-1$となるものを求めよ. $st-x <0$の時$U=-1$, そして$st-x > 0$の時
$U=10$となる解はあるか? 

\item  $\{(x_1,...,x_n); x_i \geq 0, \  x_i + x_{i+1} \leq 1\}$の体積を求め
よ. 
(ヒント：$P_0(x) =1$, $P_n(x) = \int_0^{1-x}P_{n-1}(t) dt$と置いて, 母
函數$F(x,y) = \sum P_n(x)y^n$のみたす微分方程式を考えよ. これは$A_{n}$
型のディンキン図形に対応している. 他の図形についてはどうか? )


\item  $\sigma$を$\{0,1,\dots,9\}$の置換とする. $f:[0,1) \to [0,1)$を
$\sigma$の延長とする. すなわち, $a \in [0,1)$の十進展開を$a =
0.a_0a_1\dots a_n\dots$とする時, $f(a) =
0.\sigma(a_0)\dots\sigma(a_n)\dots$とおく. 十進展開の一意性を保証する
ために, ある$N$から先, $a_n = 9$とはならないようにする. 


この時  $f$の連続点を求めよ. また, 微分可能である点も求めよ. 


 $f$がリーマン積分可能であることを示して, その積分を求めよ. 

\item $p$を奇素数とする.   体の有限部分群は巡回群であることを示し, それを
用いて, $x^2 \equiv a
(mod\ p)$が整数解を持つのは$a^{{p-1}\over 2} \equiv 1 (mod\ p)$であることを
示せ. 

\item  コンパクト リーマン面$X$から$n$個の点$\{ p_1,\dots,p_n \}$を抜いた
開リーマン面を$X_0$で表わす. $A$で$X_0$上の正則函數の環をあらわす. こ
の時, $A^\times / \C^\times$はどういう構造をしているか?  $A$を有理数
体の有限次拡大の整数環で置き変えると結論はどうなるか? 

\item  $p$-進整数$\Z_p$を定義するのに, $p$-進距離に対するCauchy列による
完備化による方法と, $\Z / p^n \Z$の逆極限として書く方法がある. 二つ
が同値であることを吟味せよ. 

\item 有限体$F_{2^h}$上で $x^2 + x+ d= 0$が解をもつ必要十分条件は$T(d) = \Sigma^{h-1}_{i=0}
d^{2i} = 0$である. また, $T(d) =0$ となる$F_{2^h}$の元の個数は
$$
{1\over 4} ( 2^h -3 -2(-\sqrt 2)^h \cos(h\cos^{-1}( {1 \over \sqrt{8}})))
$$
であることを示せ. 

\item  生成元$a,b,c$および関係式$a^\ell = b^m = c^n = (abc)=1$であたえられる
群が有限群であるための必要十分条件が${1\over \ell} + {1\over m} +
{1 \over n} > 1$で与えられることを証明せよ. (ヒント：幾何的に考えた方が
良い. ユークリッドとは限らない幾何で三角形でのしきつめを考える). 

\item 

  $a_k = -a_{-k}, a_{k+n} = a_k$なる数列が与えられているとする. $a_k$
は$k$についての周期函數であるから, 次の様にフーリェ展開をすることがで
きる. $a_k =
\sum_{r=0}^{n-1} b_r e^{{2\pi i rk}\over n}$. このとき, 

$$
\sum^\infty_{k=1} {a_k \over k} = - {{\pi i} \over n} \sum^{n-1}_{r=0}
b_r r
$$
となる. 

 これを用いて,  $S_m = 1 +  1/3 + \cdots + 1/(2m-1) - 1/(2m+1) - \cdots - 1/(4m-1)
+ \cdots$とした時(つまり正の項と負の項が$m$の周期性を持ってあらわれる)
その和を求めよ. ($S_1 = {\pi \over 4}$が有名なライプニッツの公式である). 


\item  $\Aut_K K[X^{\pm 1}_1,\dots, X^{\pm 1}_n]$を$K$が複素数体であるとき
に求めよ. 他の体についてはどうか? 

\item  $\Aut_K K[X, {1\over X}, {1\over (X-1)}]$はどうなるか? 

\item $I = (x^3-y^2, y^3 - z^2, z^3-x^2)$の準素イデアル分解が次の様になる
ことを示せ. 
$$
I = (x^2, y^2, z^2) \cap_{k=0}^{18} (x - \alpha^k, y-\alpha^{11k},
z-\alpha^{7k})
$$
ただし, ここで$\alpha = e^{{2\pi i }\over {19}}$とする. 

\item Perron-Frobeniusの定理：行列 $A = (a_{ij})\ (a_{ij}\ge 0)$の固有値
は負でない実数であることをBrouwerの不動点定理を使ってしめせ. 

\item $S^1$, $S^3$にはリー群の構造が入ることを示せ.   $S^4$, $S^5$はどうか? 

\item 三本脚の椅子は常に水平に置けることを示せ. 

\item コンパクト3次元多様体$M$はsolid多面体$P$の面を同一視することで得ら
れることを示せ.  また, solid多面体$P$の面を同一視して3次元多様体ができ
る必要十分条件は$P$のオイラー数が0であることを示せ. ここでsolid多面体
とは, 中身が詰まっている多面体のことである. 

\item ガウス ボンネの定理を使って, リーマン計量を与えられた一つ穴のトーラ
スに曲率が負の点があれば, 曲率が正の点も存在することを示せ. 

\item 煙草の煙で2つ穴, ３つ穴の輪ができるか? 

\item $C = \{ (x,y) | x^2 = y^3\} \subset \C^2$を原点を中心とする半径
$\epsilon$の球面$S^3$で切ることを考える. 
\begin{enumerate}
\item[i)] $S^3 \cap C = L$が$S^1$と同相であることを示し, $L$が$S^3$に
  入っているようすを絵に書きなさい.
\item[ii)] $\pi_1(S^3 - L)$をi)の絵を元にVan Kampenの定理を用いて決定
  せよ.
\item[iii)] $SL(2,\R)/SL_2(\Z)$と$S^3 - L$が同相であることを次の様にし
  て示せ. まず$SL(2,\R)/SL_2(\Z)$を基本領域の面積が$1$であるような
  $\R^2$内の格子$L$全体と同一視する. 各格子$L$にたいして正数$t$が一意
  に存在して, $(t^{-4}g_2, t^{-6} g_3) \in S^3$となることを示せ. ここ
  で, $g_2(L) = 60 \sum_{\lambda \in L-0} \lambda^{-4}$, $g_3 = 140
  \sum_{\lambda \in L-0}\lambda^{-6}$である. このことより問題の同相が
  誘導されることを示せ. $L$によって定まるWeierstras のペー函數を$p(z)$
  とすれば
$$
({{d p} \over {dz}})^2 = 4 p^3 - g_2p - g_3
$$
となる. (詳しくは最寄りの楕円函數の教科書). 
\end{enumerate}

\end{itemize}
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

\subsection*{C.\enspace いろいろな分野での未解決問題のリストです. }

\begin{itemize}

\item 数学のよい論文を定義し, その例をつくりなさい. 

\item 6次元球面 $S^6$ に複素構造は入るか? (K\"ahler 構造が入らないことは
いくぶん簡単である). 

\item 任意のコンパクト リーマン多様体に無限個の閉測地線が存在することを示せ. (例えば$S^n$に任意のリーマン計量をいれた時は知られている. )

\item  任意の有限群$G$を与えられた時, それをガロア群として持つ有理数体の
ガロア拡大を構成せよ. (類似として, $G$を被覆変換群としてもつリーマン球
面の分岐被覆を構成する問題があるがこれは容易. )

%\item 重さ$k$の 1変数の保型形式$f(q) = \sum_{n=0}^\infty a(f)_n q^n$,  $q = e^{2\pi
%i z}$のディリクレ級数$\sum {a_n \over n^s}$がオイラー積を持つとする. 
%すなわち $\sum {a_n \over n^s} = \Pi_p ()$

\end{itemize}

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\end{document}
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