本研究プロジェクトについて

理系の中でも物理系の女子生徒進学率は他学科と比較し低い状態が続いています。 本研究プロジェクトJST-RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学」横山プロジェクトは、この要因を社会の規範等から解明するためスタートしました。期間は2017年度10月-2020年9月(延長を入れて2021年3月)です。数物系に女子生徒が進学する際の社会的要因・障壁に注目し、社会のイメージをデータにしモデル化、改善への提案研究(詳しくは以下の論文情報1)-10)をご覧ください)を進めてまいりました。本プロジェクトは、東京大学が推進するSDG'sプロジェクト(UTokyo FSI)に登録をされています。

主要メッセージ

私たちは、理系の中でも数学や物理学を主にする分野に女性が極めて少ない理由を明らかにしするため研究をスタートさせました。 本研究プロジェクトを通じて見えてきたことは、これまで理系進学の枠組みでは議論をされていなかった、ジェンダー差別を含む社会的風土が、顕著にこれらの分野の男性イメージに寄与していることでした。

プロジェクト実施期間2020年9月末までに、これらに関する7本の英語論文,3本の日本語論文,2本の総説を投稿しました。順次、発表を行い数学や物理学の能力のジェンダー差別をなくすエビデンスにしていただければと願っています。

日本物理学会ご協力をいただいた皆様へ 2019.4

調査にご協力を賜りまして誠にありがとうございました。いただいたデータの結果については、10)パイプライン論文でご確認を頂けるように進めております。



成果

政策化

  • 2019/12 文科省・人材委員会での発言が元になり、工学や数物でのダイバーシティ支援の「特性対応型」予算が新たに設けられました。これは数物のような女性が極めて少ない分野の支援予算とのことです。
  • 論文

    すでに掲載、掲載決定のものから表示します。2021年中に全10本publishを目指します。

    基本的な表の作成
    論文情報 解説パンフレット

    1) Ikkatai Y.,Inoue A., Kano K., Minamizaki A., McKay E., & Yokoyama H.M.(2019). Parental egalitarian attitudes towards gender roles affect agreement on girls taking STEM fields at university in Japan’.International Journal of Science Education , 41(16), 2254-2270. リンク,日本語解説,英語プレス

    親論文:多くの娘を持つ親が女性の理系進学に協力的であり、分野では薬学についで情報科学への賛同が多いことがわかった。情報科学は女性が極めて少ない分野であるが、就職が大変良いことを反映した結果であると見ている。また、男女平等意識の低い親は、女性の大学進学に否定的であることもわかった。

    2)井上敦(2019).親の数学のジェンダーステレオタイプと娘の自然科学専攻.日本科学教育学会第43回年会論文集,9-12.

    母親数学スレテオタイプ論文:「女性は男性に比べて数学能力が低い」にそう思うと回答した母親の娘は、そう思わないと答えた母親の娘より理系進学の割合が低いことがわかりました。

    3) Ikkatai, Y., Minamizaki, A., Kano, K., Inoue, A., McKay, E. and Yokoyama, H. M.(2020). ‘Gender-biased public perception of STEM fields, focusing on the influence of egalitarian attitudes toward gender roles’. JCOM 19 (01), A08. https://doi.org/10.22323/2.19010208. リンク,日本語解説

    一般イメージ論文:STEM を含む 18 分野に対するジェンダーイメージを調査した結果、分野に対する性別適正のイメージについて、女性は看護学、男性は機械工学に向いているというイメージが強く、性役割に対する平等主義的態度のレベルが低い回答者ほど、看護学が女性に向いている、STEM(科学・技術・工学・数学)に関する分野は男性に向いているという傾向が見られた。

    4) Ikkatai, Y., Minamizaki, A., Kano, K., Inoue, A., McKay, E. and Yokoyama, H. M.(2020). ‘Masculine public image of six scientific fields in Japan: physics, chemistry,mechanical engineering, information science, mathematics, and biology’. JCOM 19 (06), A02. https://doi.org/10.22323/2.19060202. リンク,日本語解説

    キーワード論文:科学の 6 つの分野(物理学・化学・機械工学・情報科学・数学・生物)に対して日本人が持つ代表的なイメージを、キーワードで抽出しました。また、それぞれのキーワードのジェンダーイメージ(男性的あるいは女性的)を測定したところ、生物以外の分野でどのキーワードも男性度が高いことがわかった。

    5) Ikkatai, Y., Inoue, A., Minamizaki, A., Kano, K., McKay, E. and Yokoyama, H. M.(2021) ‘Masculinity in the public image of physics and mathematics: a new model comparing Japan and England’. Public understanding of science,https://doi.org/10.1177/09636625211002375,リンク,日本語プレス,英語プレス

    モデル論文:日本に根強い数学や物理学の男性的イメージを説明する新モデルを提案し検証した。物理などの分野を大学で学ぶ女性が少ない要因を3つにまとめた先行研究を利用し、本研究ではさらに要因4 (性役割についての社会風土) を加えて男性的イメージを測定した点に新規性がある。新モデルに基づいて、インターネット調査を実施した結果、要因1の 「職業」、「数学ステレオタイプ」、「頭が良いイメージ」 が数学や物理学の男性的イメージに影響することに加え、要因4の要素のうち、「女性は知的であるほうがよい」ことに否定的な人ほど数学に対して男性的イメージを持つことがわかった。

    PUS tweet picture

    6) 井上敦・一方井祐子・南崎梓・加納圭・マッカイユアン・横山広美(in press).高校生のジェンダーステレオタイプと理系への進路希望, 科学技術社会論研究.

    高校生性役割分担意識論文:

    coming soon

    7) 一方井祐子・井上敦・南崎梓・加納圭・マッカイユアン・横山広美(in press).STEM分野に必要とされる能力のジェンダーイメージ:日本とイギリスの比較研究, 科学技術社会論研究.

    能力論文:

    coming soon

    8) 情報提供実験論文:

    coming soon

    9) 進路指導風土論文:

    coming soon

    10 )パイプライン論文:

    coming soon

    成果パンフレット

    上記に一部公開をしている成果パンフレットは、富田誠東海大学教養学部芸術学科准教授と協働で作成しました。すべての論文が出版された時点で、全体PDFを公開予定です。

    実績報告書

  • 二年度報告書
  • 初年度報告書
  • 講義への活用

  • 東京大学卓越大学院 変革を駆動する先端物理・数学プログラムのプログラム担当者の横山は、必修セミナー「ダイバーシティ倫理セミナー」に本研究の成果を活用しています。
  • 高校物理教科書への執筆


    広報と報道

    寄稿記事

  • 2019/12/19 毎日新聞 発言 女性活躍推進へ平等度向上を 横山広美・東京大学教授
  • プレス発表

  • 2021/3/24 「数学・物理の男性イメージを説明する新モデルを検証」
  • 2019/10/17 「女子生徒の進学を阻む要因は? -保護者の男女平等度や性役割態度、理系分野に対するイメージ分析から見えるもの-」

    報道状況

  • 2021/4/11 The Asahi Shimbun Study: Women shun science studies due to masculine image
  • 2021/4/10 朝日新聞 知的な女性に否定的? 理系に少ない女性 東大が理由分析
  • 2021/3/30 Malay Mail In both Japan and England, mathematics is still perceived as a 'masculine' field
  • 2021/3/26 科学新聞 数学・物理の男性イメージ 新モデルを構築して検証 東大、NIRA総研などの研究グループ
  • 2021/3/24 リセマム 東⼤教授ら、数学・物理の男性イメージを説明する新モデルを検証
  • 2021/3/24 しんぶん赤旗 数学や物理は男性的イメージ ジェンダー不平等が影響
  • 2021/3/23 Phys ORG: Social context affects gendered views of STEM subjects in England and Japan
  • 2021/3 FLORIDA News times: Social background influences gender perspectives on STEM subjects in the UK and Japan
  • 2020/12/2 朝日新聞 科学の印象 男性的?ジェンダーを考える 東大などアンケート
  • 2019/10/25 科学新聞 女子生徒の理系進学阻む要因 東大などの研究グループ調査
  • 2019/10/25 電気新聞 親の意識がリケジョの壁? 東大などの研究チームが調査
  • 2019/10/31 大学ジャーナルオンライン 女子生徒の理系進学保護者の男女平等度が強く影響
  • 2019/10/19 土記 残念なノーベル賞?青野由利 毎日新聞
  • 2019/10/18 リセマム 女子の理系進学、保護者の男女平等度や性役割態度が影響
  • 取材記事

    2019/6 東大FIS記事
    2019/3 Kavli IPMU ものしり新聞
    2021/5 JST Policy doorのインタビュー記事、 日本に数学や物理学を学ぶ女性が少ないのはなぜ?

    提供コンテンツ

    以下の素材、ぜひ皆さんにお使いいただければ幸いです。営利目的の利用はお控えください。

    coming soon:政策担当者向けポスター

    シグマシリーズ

    小中学生向け応援スタンプ:溝口真幸さん作

    自己紹介:しろくまシグマちゃんと、あひるのクワちゃん。シグマちゃんは故郷は北極。温暖化を止める科学者になりたい。クワちゃんは、プログラミング大好き。AIを使ったお仕事をしたいな。スタンプ、おともだちやおうちのひととつかってね。先生がプリントにはってくれたら、うれしいな。

    小1-2年生向け:けいさんだいすき

    小3-4年生向け:計算だいすき

    小5-6年生向け:算数だいすき

    中学生生向け:数学だいすき

    中学生生向け:物理だいすき


    実験で用いたイラスト:永川梨惠さん作

    物理のひと:秋本祐希さん作(ひっぐすたん中の人

    プロジェクトメンバー

    横山広美 研究代表

  • 所属:東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 教授
  • 専門:現代科学論(科学技術社会論)
  • プロフィール 物理学で博士(理学)を取得。学生時代から科学と社会の関係に興味を持ちその後、現代科学論に転向。
  • 数学や物理の能力に男女差はなく、また、いずれの学術にも広くダイバーシティに富んだ人材、環境が必要ですが、日本の女子学生率は物理系学科で極めて低い状態が続いています。教育や学校風土の問題に加えて、家庭や社会的要因が大きいのではと感じています。女子生徒を取り囲む全体像を網羅して原因を探り、壁を排除していけたらと思います。
  • 一方井祐子

  • 所属:東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構  特任研究員
  • 専門:サイエンスコミュニケーション
  • プロフィール 心理学で博士号を取得。理化学研究所、愛知大学、京都大学、滋賀大学を経て2018年1月より現職。 サイエンスコミュニケーションの実践と研究にかかわる。
  • 一言 私自身、今までなるべく数学・物理学を避けて生きてきたような気がします。でもだからこそ女子学生の数学・物理学専攻の問題について見えてくることがあると思っています。新しい研究テーマに関わることができて嬉しく思っています。
  • 井上敦

  • 所属:NIRA 総合研究開発機構 研究コーディネーター・研究員
  • 専門:公共政策、教育経済学
  • プロフィール 政策研究大学院大学修士課程修了(公共政策修士)。民間教育機関、政策研究大学院大学専門職などを経て、2018年より現職。学術的な知見を政策に結び付けるための研究プロジェクトの企画運営や、教育関連データを用いた実証分析に従事。
  • 一言 生徒に理科を教えていた経験から、理数系の能力に秀でた女子生徒が男子生徒に比べて理数系の進路選択をしないことを大変もったいないと思っていました。その背景にどのような要因・構造があるのかを本プロジェクトを通して理解し、家庭、教育機関、行政に有意義な知見を届けたいと思います。
  • 南崎梓

  • 所属:名古屋大学 素粒子宇宙起源研究所(KMI) 研究員
  • 専門:サイエンスコミュニケーション
  • プロフィール 素粒子物理学で博士号を取得後、東京大学本部広報室・特任研究員、カリフォルニア工科大学IPAC・Outreach Initiative Scientistを経て、現職。大学全体の研究広報、天文学および素粒子物理学の広報・アウトリーチ活動、国際プロジェクトのビッグサイエンス広報戦略を経験。
  • 一言 自身が女性かつ物理学専攻であることから、女子学生の数学・物理学専攻については以前より大変興味を持っていました。この度、様々な専門・背景を持つ方々と共に、本プロジェクトに参加することができ大変嬉しく思っています。
  • 加納圭

  • 所属:滋賀大学教育学部, 教授
  • 専門:科学コミュニケーション
  • プロフィール 京都大学大学院生命科学研究科博士後期課程修了。博士(生命科学)。京都大学物質-細胞統合システム拠点(WPI-iCeMS)科学コミュニケーショングループを経て現職。一般社団法人社会対話技術研究所代表理事、一般財団法人中辻創智社評議員なども努め社会的活動を行う。
  • 一言 大学院生時代に大手予備校で講師をしてきました。たしかに数物系の進路をとる女子生徒は少ないと感じてきました。今回、その秘密を解き明かすプロジェクトに参画することができワクワクしています。
  • ユアン・マッカイ

  • 所属:東京大学広報戦略本部,特任助教
  • 専門:国際学術広報論、国際関係史
  • プロフィール 東京大学大学院総合文化研究科博士後期課単位取得満期退学。修士(国際関係論)。東京大学全体の国際学術広報の企画・指導をしています。また、学内外のダイバーシティ関係組織とネットワークとともに連携し、LGBTの学生支援などを行っています。
  • 一言 国際学術広報の研究と実践、また、ダイバーシティ推進の活動をしてきました。これらの研究と活動がインターセクトしてきたのはとてもうれしいです。

  • 活動状況

    2020年度年度
  • 2020/7 【論文】一方井祐子. (2020). 日本における理工系分野のジェンダー・ギャップの現状.フィルカル Vol.5 No. 1、286-296.
  • 新型コロナウィルス対応中も、ZoomやSlackで研究を進めています。
  • 2019年度年度
  • 2020/3/19 【講演】南崎梓, 一方井祐子, 加納圭, Euan McKay, 井上敦, 横山広美「高校での理科科目選択指導における無意識ジェンダーバイアス」日本物理学会(新型肺炎対策のため学会中止でウェブ公開、講演成立扱い)
  • 2020/2/29 【講演】一方井祐子, 加納圭, 南崎梓, 井上敦, マッカイユアン, 横山広美.「数物系女子はなぜ少ないのかー高校での物理選択に影響する要因を中心にー」.科学コミュニケーション研究会年次大会、オンラインでの開催
  • 2020/2/13 【講演】Kei Kano “Inclusive Public Engagement and STEAM Education” Center for Pulic Awareness of Science Seminar at Australian National University
  • 2020/2/3 Ristex総括面談にて発表を行いました。
  • 2019/12/20 文科省人材委員会での横山PJ代表の発言を基に、工学や数物でのダイバーシティ支援の「特性対応型」予算が新たに設けられました。Ristexの目標である政策化、予算化の達成と位置付けられます。
  • 2019/11 科学技術社会論学会で発表を行いました。/一方井祐子, 横山広美「女性の数物系進学に影響を与える要因についての日英比較」,横山広美, 一方井祐子「物理、機械工学等の男性イメージキーワード分析ほか」,井上敦「ジェンダーステレオタイプと専攻分野選択」
  •  
  • 2019/11/12 横山PJ代表が名古屋大学「科学とジェンダー」で招待講演「優秀人材獲得のための「3つの思い込み」の解消」をしました。
  • 2019/9/18 JST Ristex アドバイザーの先生方からご指導をいただきました。
  • 2019/9/10 【講演】Hiromi Yokoyama “Why are women underrepresented in physics & mathematics departments Japanese-British comparison” Kavli IPMU WPI site visit
  • 2019/9/10 【講演】Yuko Ikkatai, Hiromi Yokoyama “Masculine image in physics and mathematics in Japan” Kavli IPMU site visit
  • 2019/8/24 【講演】井上敦「親の数学のジェンダーステレオタイプと娘の自然科学専攻」日本科学教育学会代43回年会
  • 2019/8 祝!卓越大学院「変革を駆動する先端物理・数学プログラム」。本プロジェクトも協力をしています。
  • 2019/7/9 早稲田大学の牧兼充先生が代表を務めるJST-RISTEX 「スター・サイエンティストと日本のイノベーション」(牧PJ) と連携が決まり、打ち合わせを行いました。
  • 2019/6/24 東京大学FSI記事日本語英語が公開されました。
  • 2019/6/24 【講演】Hiromi Yokoyama “Why are women underrepresented in physics departments Japanese-English comparison” Kavli IPMU External Advisory Committee
  • 2018年度
  • 2018/3 Kavli IPMU ものしり新聞6号にプロジェクトを紹介いただきました。
  • 2018/11/13 【講演】Ristex横山PJ×科学とジェンダーを考える会 @ 名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ
  • 2018/11/12 Ristex横山PJ×同志社大学中谷内研 研究会
  • 2018/8/10 Ristex横山PJ研究会@政策大学院大学を行います。プログラムはこちらから »
  • 2018/7/12 【講演】Kavli IPMU WPIサイトビジット@Kavli IPMU東京大学でプレゼン(横山)、ポスター発表(一方井)をします。
  • 2018/6/17 Ristex横山PJシンポジウムを行います。プログラムはこちらから »
  • 2018/6/17 JST Ristex アドバイザーの先生方からご指導をいただきました。
  • 2018/4/4-6 【講演】PCST Conference 2018@ニュージーランド、オタワ大学にて成果発表をします。
  • 2017年度
  • 2018/3/25 【講演】CAP2018@福岡で成果発表をします。
  • 2018/3/12 【講演】国立天文台談話会@国立天文台で紹介します。
  • 2018/3/6 【講演】東大EMP談話会@東京大学伊藤国際で紹介します。
  • 2018/3/2 【講演】Ristex第10回プログラムサロン@霞が関で成果発表を行いました。
  • 2017/10/1 JST「政策のための科学」研究代表に採択されました。JST Ristexページへ »

  • 研究会等

    2020/12 科学技術社会論学会で一方井、南崎が発表します。

    2020/5 PCST@アバディーン、スコットランドで一方井、横山が発表を予定しています。→COVID-19流行のため会議がキャンセルになりました。

    2019/11 科学技術社会論学会で一方井、横山が発表しました。

    2019/9/10 Kavli IPMU WPI site visitで一方井、横山が発表しました。

    2019/8/24 日本科学教育学会で井上が発表をしました。

    2019/6/24 Kavli IPMU External Advisory Committeeに横山が発表をしました。

    2018/12/9 日本科学技術社会論学会で一方井が発表をしました。

    2018/11/13 科学史の専門家と考える

    数物系進学を阻む社会的・文化的要因は何か

    三重大学名誉教授・小川眞里子先生、名古屋大学教授・隠岐さや香先生と共に、STEMと女性、マイノリティについて議論をしました。

    科学と女性、そして歴史的、マイノリティの側面から充実した議論が展開されました。

    「数物系進学を阻む社会的・文化的要因は何か」

    場所: 名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリ2階 会議室

    日程: 2018年11月13日(火)

    時間: 10:20-16:30 (途中、昼食・休憩をはさむ)

    主催: 科学とジェンダーを考える会

    共催: JST Ristex横山広美PJ

    プログラム

    10:20-10:30 小川と横山から挨拶。出席者の自己紹介

    10:30-11:10 講演と質疑 隠岐さや香 名古屋大学教授

    11:10-11:50 講演と質疑 小川眞里子 三重大学名誉教授

    13:00-13:10 「数物系女子はなぜ少ないのか Ristexプロジェクト進捗について」 横山広美 東京大学 教授

    13:10-13:50 「日本における学問のイメージ・親の意識調査」 一方井祐子 東京大学研究員 南崎梓 名古屋大学KMI研究員

    13:50-14:20 「女子の理工系分野選択の決定要因-高校生追跡調査を用いた分析-」 井上敦 NIRA総研研究員

    14:20-14:40 「男女別学時代の理科教科書比較」加納圭 滋賀大学 准教授

    14:40-15:00 「STEM 分野における性的少数者:英語文献のサーベイ」 ユアン・マッカイ 東京大学 特任助教

    15:00-16:30 総合ディスカッション


    2018/11/12 心理学研究会

    女子の理系進路選択の心理学側面

    社会心理学がご専門の同志社大学、中谷内一也先生と議論を行いました。

    本プロジェクトでは社会心理学の知見を取り入れた実験研究を念頭に、中谷内一也先生とのディスカッションを行いました。

    場所: 同志社大学今出川キャンパス明徳館地下心理学実験室第8室

    日程: 2018 年11 月12 日(月)

    時間: 14:00-17:00

    プログラム

    14:00-14:10 「数物系女子はなぜ少ないのか Ristex プロジェクト進捗について」 横山広美 東京大学 教授

    14:10-14:50 「日本における学問のイメージ・親の意識調査」 一方井祐子 東京大学研究員

    14:50-15:20 「女子の理工系分野選択の決定要因-高校生追跡調査を用いた分析-」 井上敦 NIRA 総研研究員

    15:20-16:40 「男女別学時代の理科教科書比較」 加納圭 滋賀大学 准教授

    16:40-17:00 「STEM 分野における性的少数者:英語文献のサーベイ」 ユアン・マッカイ 東京大学 特任助教

    出席者

    中谷内一也 同志社大学心理学部 教授, 横山広美 東京大学Kavli IPMU 教授, 一方井祐子 東京大学 Kavli IPMU 特任研究員, 井上 敦 NIRA 総合研究開発機構 研究員, 加納 圭 滋賀大学教育学部 准教授, ユアン・マッカイ 東京大学広報戦略本部 特任助


    2018/8/10 第1回Ristex横山PJ 研究会

    女子の理系進路選択

    教育社会学がご専門で、長く女性の理系進学についてご研究をされている河野銀子先生をお迎えし議論します。

    研究会では内閣府の調査にもかかわっておられる河野銀子先生に概要をご紹介いただき、総合ディスカッションでは個人要因、家庭要因、学校要因、社会経済的要因などが女子の理系進路選択にどう影響しているのかについて多角的な観点から議論します。

    場所:政策大学院大学(東京・六本木)4B研究会室 アクセスについてはこちらからご確認ください。

    主催:JST-RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学」横山PJ

    後援:東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構

    日時: 2018/8/10(金)18:00~20:00

    申し込み: こちらから登録をお願いいたします。

    問い合わせ先:ristex-yokoyamapj@googlegroups.com

    プログラム:

    18:00-18:15 ご挨拶・プロジェクトの進捗報告 

    横山広美 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 教授

    18:15-19:00 「女子の理系進路選択」

    河野銀子 山形大学学術研究院 教授

    概要:日本の大学では、理工系分野を専攻する女性が少ない現状があります。 理系分野に女性が少ない要因に関する理論を簡単に紹介するとともに、その一因である大学入学前の段階(主に中高生)に注目してお話しします。情報交換・意見交換の場となれば幸いです。

    総合ディスカッション 19:00-20:00


    2018/7/12 Kavli IPMU WPI site visitで一方井、横山が発表をしました。

    2018/6/17 第1回Ristex横山PJシンポジウム

    数物系女子はなぜ少ないのか

    教育心理学からの示唆および、特に機械工学、物理学の取り組みについて

    理系の中でも物理系の女子生徒進学率は他学科と比較し低い状態が続いています。 2017年度10月に採択されたJST-RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学」横山プロジェクト「多様なイノベーションを支える女子生徒数物系進学要因分析」では、 数物系に女子生徒が進学する際の社会的要因・障壁に注目し、研究を進めています。今回は、採択から半年間の研究活動について紹介し、教育心理学分野の近年の研究、および学会代表の皆様による 活動をご紹介いただき解決に向けた糸口を探ります。

    場所:東京大学柏キャンパス Kavli IPMU 国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構

    主催:JST-RISTEX「科学技術イノベーション政策のための科学」横山PJ, Kavli IPMUセミナー

    後援:東京大学大学院情報学環・学際情報学府 

    日時: 2018/6/17(日)13:00~17:00 (受付開始 12:30)

    問い合わせ先:ristex-yokoyamapj@googlegroups.com

    プログラム:

    13:00~13:10  ご挨拶と趣旨説明

    横山広美(東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構・教授)

    司会者=加納圭(滋賀大学教育学部・准教授)

    --

    13:10~13:30  「Ristex多様なイノベーションを支える女子生徒数物系進学要因分析 ~プロジェクトの進捗と課題~」

    横山広美(Kavli IPMU教授)一方井裕子(Kavli IPMU特任研究員)

    --

    13:30~14:10 女性の数学に対する態度とステレオタイプ

    森永康子(広島大学大学院教育学研究科・教授)

    --

    14:10~14:50 理系は男性職? 職業イメージと自己効力に着目して

    安達智子(大阪教育大学教育学部教育協働学科・准教授)

    --

    14:50~15:20 コーヒーブレイク / ポスター発表

    プロジェクトメンバーによるポスター等の発表を行います。

    --

    15:20~15:40 理工系分野における女性研究者・技術者のEmpowermentに向けて ~ 日本機械学会における取組について~

    大島まり(東京大学大学院情報学環/生産技術研究所・教授、日本機械学会前会長)

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    15:40~16:00 物理学会の会員情報にみる日本のジェンダー問題

    野尻美保子(高エネルギー加速器研究機構・教授、日本物理学会男女共同参画推進委員会長)

    --

    16:00~16:50 総合ディスカッション

    村山斉(Kavli IPMU・機構長)、森永康子(広島大学大学院教育学研究科・教授)、安達智子(大阪教育大学教育学部教育協働学科・准教授)、大島まり(東京大学大学院情報学環/生産技術研究所・教授)、野尻美保子(高エネルギー加速器研究機構・教授)、 プロジェクトメンバー:ファシリテーター 一方井裕子(Kavli IPMU特任研究員)

    16:50~17:00来賓の皆様からのコメント


    2018/4/4-6 PCST Conference 2018@ニュージーランド、オタワ大学にて、一方井、横山が成果発表を行いました。

    2018/3/25 CAP2018@福岡で成果発表をします。

    2018/3/12 国立天文台談話会@国立天文台で紹介します。

    2018/3/6 東大EMP談話会@東京大学伊藤国際で紹介します。

    2018/3/2 Ristex第10回プログラムサロン@霞が関で成果発表を行いました。