講演者:柏野大地 (名古屋大学)
タイトル:Studies of star-forming galaxies at z~1.6 in COSMOS
アブストラクト:すばる望遠鏡FMOSによる近赤外分光観測(FMOS-COSMOSサーベイ)の最新の成果を発表する。我々はこれまでに約2000個のz~1.6銀河を観測し、約800個についてHα, [NII]を検出した。加えて、Hβ, [OIII]を観測するためJバンドでの観測を行った。 これらの輝線強度などを測定し、高赤方偏移でのダスト減光、星形成主系列、MZ関係などを定量てきに調べた。また、Hαから求めた赤方偏移を用いて可視スペクトルをスタックすることで、大局的なアウトフローの存在を示す紫外吸収線の速度シフトを検出した。高赤方偏移での銀河分布や環境効果についても議論したい。
発表スライド:(PDF)