アブストラクト:
我々はイメージスライサー方式を用いた面分光ユニットを開発している。これはTAO 6.5m用近赤外観測装置SWIMSに搭載可能な面分光モジュールであり、広視野 (17 $\times$13 arcsec$^2$, TAO望遠鏡搭載時)、広波長帯 (0.9--2.5 $\mu$m) のデータキューブを一度の露出で得ることができるという特徴を有している。また、SWIMSは2016年度よりすばる望遠鏡のカセグレン焦点に搭載し初期科学観測を予定している。現在、ホスト装置であるSWIMSの開発と合わせて、IFUもハワイすばる望遠鏡によるファーストライトを目指して急ピッチで開発が進めており、その概要を紹介する。