アブストラクト:
星・ダークハロー質量比(SHMR)はダークハロー内での銀河の累積的な星形成史を表している。我々はCanada-France-Hawaii Telescope Legacy Surveyのデータを用いてz=3, 4, 5に存在するライマンブレイク銀河(LBG)を大量に選択した。精密なクラスタリング解析によるダークハロー質量の推定のみならず、多色のデータを用いて星質量も推定しLBGのSHMRを計算した。その結果、遠方宇宙においてSHMRとその赤方偏移進化はモデル予測と極めてよく一致することが示された。さらにHyper Suprime-Camサーベイにより選択された近傍銀河のSHMRの結果と接続し、銀河は少なくとも0 < z < 5において普遍的に10^12Msun程度のダークハロー内で最もよく形成されることが示された。