アブストラクト:
すばるHSCを用いた観測により赤方偏移~1までに~1000個の銀河団が発見され、銀河団銀河の統計的性質が明らかになってきている。我々は銀河形成の準解析的モデルを用いて、銀河団周辺の赤い銀河・青い銀河の動径分布、銀河団中心での赤い銀河の割合、及びそれらの赤方偏移進化を調べた。モデルの結果は観測結果とよく一致する。本講演ではこれらの結果を示し、環境効果が銀河の空間分布に与える役割について考察する。