アブストラクト:
銀河の見かけの軸比分布を統計的に調べることで銀河群の三次元での形の分布を推定することが出来る。本研究ではCOSMOS領域の0.2 < z < 1.0, Mv < -20[mag] である銀河を対象に比星形成率でpassiveとstar-formingに分け軸比分布と赤方偏移や星質量との間の関係を調べた。また得られた軸比分布を三軸不等の楕円体とみなしfittingして、銀河本来の軸比(A>B>C)を推定した。その結果、star-formingは赤方偏移や星質量に依らず< C/A > ~0.3の扁平な円盤が期待される軸比分布を示すのに対して、passiveではMstar < 10^11Msunにおいてz~0.8からz~0.4までに< C/A > ~ 0.4から0.3へと有意な進化を示しており時間とともに扁平な形状を持つ銀河の割合が増えることが示唆された。また、宇宙膨張による表面輝度減少や形態K補正の効果が結果に及ぼす影響についても検証した。