アブストラクト:
活動銀河核 ( AGN ) の母銀河の性質を調べることは、超巨大ブラックホールと母銀河の共進化の関係や AGN の起源を理解する上で重要である。本研究では z < 1 の SDSS クエーサー1040天体に対し、すばる望遠鏡 Hyper Suprime-Cam SSP サーベイ S17A の撮像画像を用いて解析を行った。天体の輝度プロファイルを PSF モデルとセルシックモデルを組み合わせてフィットすることで、母銀河の成分を抽出した。そして、母銀河のスペクトル型や色等級図上での分布について調べ、AGN を宿していない銀河との違いについて検討した。本講演では、これまでに得られた結果について発表する。