アブストラクト:
サブミリ波帯で明るく、dustyな銀河(SMGs)のクラスタリング解析は、従来単一鏡サーベイで検出された銀河に基づいて行われてきた。しかし先行研究はconfusion limitのために数mJy以上の明るい銀河に限定され、大きなビームサイズに基づくソースのconfusionがクラスタリングに系統的な影響を与える可能性も指摘されていた(blending bias)。今回我々はconfusion freeなALMA deep surveyのデータを用い、1mJyを下回るような暗いSMGに対して、2点相関に基づきハロー質量に初めて制限を行った。本講演では先行研究におけるblending biasの影響やSMGのクラスタリングの光度依存性質についても議論する。