講演者:世古明史 (京都大学)
タイトル:ALMAを用いたz~1.4における星形成銀河の分子ガスの性質
アブストラクト:銀河進化の激動期であるz=1-2の時代における普通の星形成銀河の分子ガスの観測は近年ようやく進展が見られ、近傍銀河に比べて高い割合を示すこと、質量が大きい銀河ほど低い割合であることが分かってきた。しかし、銀河進化の重要な指標と考えられる金属量に対する分子ガス質量や分子ガスの割合の依存性はまだ分かっていない。そこで、FMOSの観測により金属量が求まったサンプルに対してALMAで分子ガスの観測を行った。その結果、分子ガス質量・その割合とも金属量にあまりよらないという結果を得た。研究会では星質量依存性も含め、それらの結果を報告する。
発表スライド:(PDF)