ダークマターの正体は何か?- 広大なディスカバリースペースの網羅的研究

計画研究:B06 実験班
宇宙マイクロ波背景放射によるダークマター探索

研究代表 小松 英一郎
 宇宙マイクロ波背景放射(CMB)は宇宙論研究の柱である。理論的に考えられる、様々な種類のダークマター候補が持ちうる物理的性質の差異は、CMBの黒体放射スペクトルや、温度異方性・偏光の2点相関関数(パワースペクトル)、3点や4点の高次相関関数などの統計量に異なる影響を与える。これを用いれば、既存のCMBデータや将来的に期待されるデータからダークマターの性質を調べることができる。データが高精度になれば、理論計算も高精度にならねばならない。

 そこで本計画研究では、(1)ダークマターがCMBの黒体放射のスペクトルや温度異方性・偏光の統計的性質に与える影響を高精度で計算する理論的枠組みを構築し、(2)その理論計算と既存のデータを用いてダークマターの性質を制限し、(3)将来計画から得られるデータによってその制限がどれほど改善するのかをシミュレーションを用いて調べる。
メンバー
研究代表者
小松 英一郎 Eiichiro KOMATSU
Max Planck Institute for Astrophysics 所長 / 東京大学 カブリ数物連携宇宙研究機構 主任研究者 CMBを用いたダークマター探査の観測的研究

研究分担者
白石 希典 Maresuke SHIRAISHI
香川高等専門学校 一般教育科 講師 CMBを用いたダークマター探査の理論的研究


はじめに

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